遊里庵で起きること
原稿から抜粋
・反応がネガティブ
遊里庵の畑は、年々広くなり、コスモスも、旺盛に育っています。春、野菜の苗や種を植える時期に有里さんは、畑の畝に生えてきたコスモスたちをどんどん、野菜を植えないところに移植していました。 私が、作った、曼荼羅ガーデンのところに生えたコスモスも、私が気づかない時、草取りと、コスモスの移植をしてくれていました。
でも、わたしは、移植したせいで、畑が影になるとか、コスモスを移植したところは草刈り機ではなくて、手刈りしないといけないと思い込み、有里さんがしてくれたことに対してネガティブな感情を持っていました。コスモスを植えなきゃいいのにとまで思っていました。
この感情も、普段だったら、ネガティブな感情だから、表に出しちゃいけないと思い込んで、口にも出さないまま、解決もしないままだったと思います。
そういう時は、言葉や行動がおかしくなるので、有里さんが気がついて、気になることや思っていることは何?と聞いてくれて、少しずつ口にしました。すると、一緒に畑に行き、コスモスが畝で育つのと、畑の隅に移動したのと、どちらの方が 畑が影になるのか、また、移植した場所と畑の畝が、どのくらい離れていて、実際、陰になっているのかを、しっかり見てごらんと言われました。
コスモスが畝の中で育つと、野菜は、コスモスに負けてしまって消えてゆくこと、畑の隅にコスモスを移植した場合、畝には日が当たるし、そこはコスモスの力で雑草が減り、草刈りをしなくてもいい場所になることを、有里さんから説明してもらいました。
私は、そういった有里さんの行動の理由を想像できません。私が感じていたネガティブな感情は、事実を認識できず、感謝すべきことを逆恨みしてるということ、そのことを何時間もかけて教えてもらいました。
そして、去年も同じように、畑がコスモス天国になって、野菜が隠れて、収穫できなかったり、日当たりが悪かったことを有里さんは覚えていて、行動に移していたのに、私は今年はどうしたらいいのか、アイデアが何もなくて、とても受け身だったから、有里さんの行動を理解できませんでした。
「受け身でいると、誰かからの命令がないと動けないから、自立できないし、エネルギーが停滞して逆恨みになる。対象をよく見て、感じて、自分の頭で考えるトレーニングをしないとね。」と言われました。
こうして、遊里庵で起きる、様々なことに対して、有里さんがおかしいと気づいた時は(ほぼ毎日)、4年間ずっと私に伝え続けてくださっています。
自分の置かれている環境を正しく認識することも私には難しく、今は有里さんに教わった、勤行、マントラを唱えて、日々の生活を立て直していけるように取り組んでいます。
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元の原稿は自分で書いてますが、わかりにくい文章をどんどん有里さんに添削してもらって完成したものです。
今日もいえれってに行って、最近の出来事を話したけれど、起きた出来事は典型的なASD.ADHDの行動らしい。
そのこともまた、後日あげたいと思います。