わたしの癖って?
有里さんと生活してると、有里さんが何か違和感を感じるとすぐ私に伝えてきます。
最初は何言ってるのかさっぱりわからないぐらい、無意識での私の行動を指摘されるので、むっとしたり、?マークが頭の上を飛んだり。
何回かあって、一つは人の質問をオウム返ししちゃうこと。
例えば、
有里さん「今、なにしてたの?」
私「今なにしてた?」
とか
有里さんから、すごく壁を感じるってその時は言われたのかな。
言われたその時は気づけないんだけど、そうなのかと思って生活してたら、実際にじぶんの口から繰り返す言葉が出てるって気づいて、今は繰り返すことは少なくなっています。
自分なりに何故くりかえすのか考えてみたら、返事の内容を考える時間を稼いでるんじゃないかと思いました。脳内で、多分その質問者の意図はこうだから、こういう答えを求めてるだろう。それを探してから答える、みたいな感じ。
でも繰り返されたほうは、すごく緊張して会話が止まる。
だから、改善できるところはした方がいいんじゃないとアドバイスされました。人に緊張感を与える話し方はしない方が自分にも相手にもいいからと教えてもらいました。
さらに私は「間」が少ないという癖を有里さんは昨日発見したらしく、それを私に教えてくれました。
何か質問したとき、あるいは話しかけたとき、その内容を私がいったん受け取る前に有里さんの言葉の二文字くらいが私の口から出ている。これも、私は無意識でやっていたことみたいで、全然何のことだかわかりませんでした。
言われてから少し経った時に、私が有里さんの言葉を二文字くらい言葉に出しているという現象を、自分で認識することができました。
多分それも、今まで生きてきた中で身に着けてきた処世術の一つかだと思うんですが、無意識で言葉が出ているということを自分で認識するとびっくりしました。記憶にも残らないくらいなので、指摘されなければ絶対気づかなかっただろうな。
自分が何か話しかけられて、その内容を把握する前に、何か言葉を発しているのは、何かしらの反応を、相手に示さないといけない環境があったのかなと、今は思っています。具体的な原因はよくわからない。
有里さんと生活して気づけたことはたくさんたくさんあるので、少しでも改善していこうと思います。
人の癖を指摘してこうすればいいよって、伝えるのにすごくエネルギーがいるって有里さんは言ってて、人と本気で関わるってこういうことだなと学ばせてもらっています。
いろいろなことを感じながら過ごす遊里庵の生活は成長を促してくれます。
具体的な田舎の生活、音楽活動、精神の安定など、安心して学べる場というのは貴重だなと思う今日この頃です。